過去にブログに掲載したものを編集したものです。
株をやってて思うのですが、やはり資金量が多いと違うなぁと思いました。例えば、1銘柄に50万円と300万円を
投資するのでは資金の増え方が違ってきます。 5%上昇したと仮定すると、50万円では2.5万円の利益。
300万円では15万円の利益になります。1単位10万円の株を買うとすると、利益確定後の売買では50万円の方は
5株しか買えませんが、300万円の方は30株買えてたのが31株買えるようになります。この差は大きいですね。
300万円の方は増えた利益を再投資にすぐ回せるので複利効果が生まれます。50万円の方は同じ利益を
最低あと3回はしないと1単位が増えない。つまり、複利効果が生まれてこないということになります。
以下、どのような差が出るか検証してみました。
1単位10万円の株のみに投資し、リターンは5%と仮定。投資額は50万円と300万円。利益は税金を無視して
再投資に回せるとすると、5回でどうなるか。 [50万円の場合] 1回目 50万円→52.5万円(5単位売買) 2回目 52.5万円→55万円(5単位売買) 3回目 55万円→57.5万円(5単位売買) 4回目 57.5万円→60万円(5単位売買) 5回目 60万円→63万円(6単位売買。5回目にして1単位増える。) [300万円の場合] 1回目 300万円→315万円(30単位の売買) 2回目 315万円→330.5万円(31単位売買) 3回目 330.5万円→347万円(33単位売買) 4回目 347万円→364万円(34単位売買) 5回目 364万円→382万円(36単位売買) 上記の結果を元にすると、50万円を5回転させた場合の利益は26%です。300万円を5回転させた場合の利益は
27.3%です。同じ5回転なのに利益に1.3%の差が出ました。では、1000万円だとどうなるか。 [1000万円の場合] 1回目 1000万円→1050万円(100単位売買) 2回目 1050万円→1102.5万円(105単位売買) 3回目 1102.5万円→1157.5万円(110単位売買) 4回目 1157.5万円→1215万円(115単位売買) 5回目 1215万円→1275.5万円(121単位売買) 結果は27.55%の利益でした。結論としては資金量が違う場合、同じ銘柄を回転させて売買していくと、資金量が
多ければ多いほど、より多くの利益が出せるってことになります。資金を持つものは加速度的に資金量を増やす
チャンスがあるってことですかね。でも、その分、負けた時の金額が大きいですが・・・。
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