過去にブログに掲載したものを編集したものです。
株価が大きく下げるような時はリバウンド狙いで買いを入れる人もいると思います。ですが、その買いは本当に
大丈夫ですか?
ある株が50万円だったとして、暴落によって30万円ぐらいまで下がったとします。
一見すると、50万円だったものが30万円になったので、値ごろ感から「買い時」と思う人がいるかもしれません。
でも、値ごろ感だけで買っていいのでしょうか。
その株の本当の価値はいくらか考えて投資していますか?
30万円だと50万円から40%も安くなってるため、個人投資家に人気の株であれば、急反発するかもしれません。
でも、その株の本当の価値が10万円だったとしたら、30万円からさらに20万円下げる可能性があるのです。
値ごろ感からの買いや、リバウンド狙いの買いというのは、あくまで投機です。すなわち、マネーゲームです。
会社の価値を見た投資ではなく、デイトレと同じで、値動きだけで勝負をするゲームなのです。
株式投資の基本は「安く買って高く売る」と誰もが思っています。でも、今年に入って大損してる人は
「高いものを買ってさらに高く売ろう」として失敗しているのです。
確かに、マネーゲームのように投機的に買えば、資産はあっという間に増えるかもしれません。
ですが、その逆もあるのです。あっという間にゼロになる可能性もあるのです。信用取引によるレバレッジを
きかせた場合は退場あるいは樹海行きもありうるのです。
マネーゲームはゼロサムゲームでしかないのです。儲かっている有名なデイトレのブログを見ると、
簡単に儲かっているように見えますが、その人たちの利益ってどこから出ているのでしょうか。答えは簡単です。
その利益の分、損をしている人たちがたくさんいるのです。
マネーゲームを否定しているのではありませんが、やるのであれば、なくなっても痛くない金額ですることを
すすめます。私も少額投資でマネーゲームをやってますが、大きい金額は怖くて出来ません。
暴落の時に買う株は割高株につられて下げた優良株です。50万円の価値のある株が30万円まで下げたとします。
ハッキリ言って、大バーゲンですね。ここからさらに下げるようであれば、買い漁るべきです。いずれは適正な
株価に戻りますし、保有してても不安感はありません。
暴落による値ごろ感からの買いは「安いものを買って高く売る」ためのチャンスです。
今買おうとしている株は本当に「安い株」ですか?
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