投資雑談  資金配分

過去にブログに掲載したものを編集したものです。



  分散投資をする場合、資金配分ってどのくらいが適当なんでしょう。

 株価が−50%になると、買値に戻るにはそこから2倍にならないといけません。

 株価が−50%になるということは、昨年からの相場でたくさん見てきました。1つの銘柄で致命傷を負わないために、

ドローダウン50%を念頭に置いた資金配分を考えないといけないと思っています。

 では、どのように資金配分をすべきか。分散すべきか。

 投資資金が500万円だったとすると、

 1銘柄のみの投資だと、−50%になったら、資金は250万円になります。

 2銘柄に分散し、1銘柄が−50%になったら、資金は375万円になります。

 5銘柄に分散し、1銘柄が−50%になったら、資金は450万円になります。

 10銘柄に分散し、1銘柄が−50%になったら、資金は475万円になります。

 (資金を均等に配分したと仮定。)

 それぞれの全資金に対する損益率ですが、

 1銘柄は−50%。2銘柄は−25%。5銘柄は−10%。10銘柄は−5%になります。

 例えば10銘柄に投資をしていた場合、1つの銘柄で大幅な下方修正とかあった場合、連日のストップ安で

買値の半分になるまで売れなかったとしても、全体の資金からすれば−5%で済みます。

 1つの銘柄で致命傷を負わない投資をしたい場合は分散する銘柄数が多い方がいいと思います。

 上記の例で許容できる損失が5%程度の人は10銘柄(1銘柄に対する資金配分は10%まで)。10%の人は

5銘柄(1つの銘柄に対する資金配分は20%まで)。といった具合に資金配分をすればいいのではないかと思います。

 最後にデメリットも書いておきます。分散させすぎると、

 管理が大変になります。つまり、企業分析がおろそかになります。

 そして、利益も分散されます。資金を分散させれば、利益も分散されます。

 10銘柄に投資をしていて、1つの銘柄が50%上がったとしても、全体からすれば5%の利益にしかすぎません。

 個人的には分散させすぎるぐらいなら、ETFを買った方がいいと思います。分散させすぎると、結局はインデックスと

変わらないというデータもあるし、多くの人はインデックスに負けるらしいですからね。